【太平洋の楽園】グアムを20回以上旅した独女がグアムの魅力と基本情報をご紹介！

日本から約3時間半で行ける南国リゾート『グアム』。

美しく透明度の高い海に囲まれた、楽園のような島です。

わたしは、グアムに魅了され、今まで20回以上訪れてきました。

これから乾季を迎えベストシーズンのグアムですが、この記事では「知っておきたいグアム基本情報」をご紹介いたします。

日本の南東約2,400km、北緯13度28分・東経144度47分に位置する海洋性亜熱帯気候のミクロネシアの島で、アメリカ合衆国の自治属領（準州）です。

グアム島に人が住み始めたのは紀元前2000年頃。フィリピンやインドネシア､マレーシアからカヌーに乗って海を渡って来て定住した人々が､古代チャモロ人（マリアナ諸島の先住民）と呼ばれています｡
1949年にアメリカ大統領ハリー･トルーマンは､グアム政治制法案へ署名し､グアムの人々にアメリカ合衆国市民権を与え、1950年にアメリカの準州となり､現在に至ります｡

1. スペイン統治時代

1521年、ポルトガル人探検家マゼランが世界一周航海中にグアムを発見｡その後、1565年にスペインがグアム島の領有権を宣言し、333年間の長期に渡りスペインの統治下に置かれました。

2. アメリカ統治時代

1898年､アメリカはスペインに宣戦布告をし､スペインとアメリカの間で行われたスペイン米戦争の結果、グアムはアメリカ領となりました｡その後アメリカの司法権の下､英語が導入・教育制度が整備・衛生環境設備などを整備して､アメリカ文化の影響が強まり、チャモロ人のアメリカ化が急速にすすんでいきました。

3. 日本軍占領時代

1914年､第一次世界大戦後､日本軍はグアム以外のミクロネシアの島々をドイツの代わりに統治｡
1941年ハワイの真珠湾攻撃により太平洋戦争が勃発と同時に日本軍による占領時代が始まり、その頃グアムは｢大宮島｣と呼ばれていました。※｢大宮島｣の意味は｢偉大なる神のいる島｣｡
1944年にアメリカ軍は､グアムへ上陸し、約2年7ヶ月間による日本軍の占領からグアムを奪還しました。

人口は約16万人。45％がチャモロ人で、20％がフィリピン人、次いでアメリカ人、中国人、韓国人、日本人で、公用語は英語とチャモロ語ですが、英語が中心となっています。
ています。

グアムの文化の基盤はグアムの先住民チャモロ人による「チャモロ文化」です。住み始めたのは、紀元前1,500年頃にフィリピンやインドネシアなどの東南アジアからカヌーでやってきた熟練の船乗りたちだと言われています。この人々が独自に築き上げていったのがチャモロ文化です。

チャモロ文化の中には「チャモロ語」の他、「チャモロ料理」「チャモロ音楽」「チャモロダンス」などがありますが、代表的な遺物に先住民の古代チャモロ族が造った「Latte（ラッテ）※“石”という意味」とよばれる柱石遺跡があります。

この遺跡は、9世紀から15世紀の「ラッテ期」と呼ばれる時代に数多く作られた巨石遺跡ですが、何のために作られ、どのように利用されてきたのか？記述は残っておらず、今だに謎の多い摩訶不思議な遺跡です。 有力な説としては、高床式住居の土台として使われていたのではないかと言われています。

現在は、チャモロの精神とアイデンティティを示すシンボルとなっています。

戦争や統治政府の交代を乗り越え、さまざまな歴史的事象が影響を与えて形成されてきたグアムの文化ですが、受け継がれてきた伝統と習慣は今も島に息づき、現在、活気にあふれた近代的な生活様式へと発展を遂げています。

チャモロ料理

グアムの島花は「ブーゲンビリア」です。 

1,900年初頭にグアムに持ち込まれ、チャモロ語では「puti tai nobiu（プティ・タイ・ノビウ）」と呼ばれ「恋人がいないことは苦しみだ」という意味も持っているそうです。

グアムは、海洋性亜熱帯気候で、1年を通して泳ぐことができる常夏の島♪

年間の平均気温は27℃前後、最高気温は約32℃、最低気温は約21℃、年間降雨平均量は2,300mm、平均湿度は約72％で、1年を通じて東寄りの風が吹いています。

気になるグアムの季節ですが、乾季と雨季の2つに分かれます。

雨の少ない11月〜5月の乾季と、スコールが多くなる6月〜10月の雨季です。

雨季といっても日本と違い、一日中雨が降り続けることはほとんどなく短時間で止みます。

台風シーズンは、7～10月になり大型の台風が発生することがあります。

わたしは、雨季・乾季ともにグアム旅を経験していますが、雨季でも充分楽しめます。局地的に短時間激しく降るスコールが多くなりますが、ちょっと雨宿りをしておけば数時間、短ければ数十分で晴れてきます。

ただ、シュノーケリングやダイビングを主に楽しむ方には、雨が降った後の海の透明度は落ちるので、海の中を楽しみたい方には、乾季がおすすめです。

そして、年間を通して日本の数倍の紫外線が降り注いでいるので、日焼け止めはマスト！熱中症には注意しましょう。

日本とグアムの時差は、なんとたった1時間です！

グアムは日本の標準時より少しだけ東にあるので、プラス1時間になります。日本が午前9:00のときにグアムでは、午前10:00になる計算です。

日本出発前

②ESTA（電子渡航認証システム）の申請、または、またはI-736(出入国カード)の記入・提出

　グアムに短期商用・観光目的での渡航予定で「グアム－北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラ　　

　ム」を利用して入国する場合は、ESTAは不要です。ただし、最大45日までの滞在となります。

　また、I-736　（出入国カード）の提出が必要です。

①「Visit Japan Web（入国手続オンラインサービス）」の登録は推奨

　「Visit Japan Web（入国手続オンラインサービス）」の登録は必須ではありませんが、登録した　　場合、入国手続き「検疫」→「入国審査」→「税関申告」をウェブで行うことができ、事前に登録す　ることで、日本帰国時の審査や提出を省略することができます。

　▶︎ Visit Japan Webについて 

日本帰国時の免税範囲は？

グアムのお金

グアムの通貨は米国ドルで、基本単位はドル(＄)とセント(¢)です。

紙幣は、1・5・10・20・50・100ドルの6種類。

硬貨は、1・5・10・25・50セントと1ドルで紙幣と同様6種類あります。

グアムは自由貿易港（フリーポート）なので消費税がかかりません。
また、アメリカ合衆国準州になるので州税もありません。

ただし、店舗によっては6%のGRT（Gross Receipts Tax）と呼ばれる売上税を別途徴収するところもありますが徴収方法は業者に任されているため、外税か内税、または業者が負担する場合など様々なようです。
ホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設では、宿泊税（Hotel Occupancy Tax）が一律11%徴収されます。（パッケージツアーなどではツアー料金に宿泊税を含んでいます）

Jumika

今は円安なのでお得感はないですが、以前のように1ドル＝100円近くに戻ったら、欲しかったブランドものなどは消費税がかからないので、日本よりも安く購入できますよ。

空港、銀行、主要ホテルなどで両替することができますが、レートがよくないです。

また、コロナ前は免税店のタモンにある「T ギャラリア」に両替所がありましたが、現在は無くなってしまいました。

レートもよくない、両替所も少ないので、日本で両替をしていきましょう。

グアムでは、ほとんどのホテルやショップ・レストラン・コンビニなどで使用できます。

ただ、タクシーでクレジットカードが使えないことが多々ありますので、旅の交通手段により現金は少し持っていきましょう。チップでも必要なので。

グアムはアメリカに属するため、受けたサービスに対して「心づけ（チップ）」を払う習慣があります。

チップは義務ではありませんが、グアムでサービスを受けた際には、チップを渡すのがマナーとなりますので覚えておきましょう。

なお、一部のレストランなどでは「サービスチャージ」が加算されていることもあるので、加算されている場合はチップは払わなくても大丈夫です。

▶︎ チップの目安は？

※クレジットカードで支払う場合ですが、伝票にチップの金額を記載する欄があるので、金額を記載してスタッフさんに渡すと、チップの金額も含めてクレジットカードを切ってくれます。

グアムの電圧は、110〜120ボルト・60サイクルです。

（日本は、100ボルト・50または60サイクル）

100ボルト仕様の日本の電化製品も短期間であれば使用可能ですが、故障や火災の原因にもなりますので、アダプター（変圧器）を使用するようにしてください。

グアムの人々ですが、親日的な方が多く、日本人とわかると気さくに声をかけてくれたり、日本の好きなところを語ってくれる人が多いです。うれしいですよね。

余談ですが、現地数名の方に「日本人が戻ってきてくれない…グアムに旅行に来てほしい」と言われました。「どうしてですか？日本人は減ったけど韓国の方がこんなに多いじゃないですか！？」と返事をしたところ、日本人が減って韓国の方が増えたけど、日本人のように免税店やローカル店でお土産を買ったり、タクシーを利用したり、アクティビティに参加したりとお金をあまり使わず、写真だけを撮っていくと…。（要はお金を落としていかないということです）

観光業は大変なようです。

今回基本情報を中心にご紹介した「グアム」ですが、ひとりでも安心して旅することができますし、写真映えするスポットも多いので女子旅やカップルにもおすすめ！

もちろん、小さいお子さんがいるファミリーにもおすすめです。ホテル内に託児所やキッズルームがあるホテルもありますよ。

1人で旅する事が多い自分ですが、いつもグアムの方にあたたかく迎えていただき、楽しい思い出を作る事ができ感謝です。